2020年更新
富士市の富士川にある雁堤で10月3日(土)に開催予定のかりがね祭りは新型コロナウイルス災禍により中止です
最近盛り上がりを見せてきたお祭りですが、やはり新型コロナウイルスには勝てないようです。
今年は中止ですがしかたありません。
木島の投げ松明はてっきり中止だと思っていたのですが、当日に開催されていたようですね。
最近は公に発表せずに規模を縮小して地元だけで開催したりすることもあるので、なかなか情報が得られず困ります。
まぁ、イベントはやりたいけどよそから人が来るのはちょっと……という地元の方のお気持ちも理解できます。むしろこのブログが邪魔をしないか、そちらの方が気になりますね。
普段なら多少なりとも盛り上げることにお力添えしたいところですが、この状況では邪魔なだけまもしれません。このブログの活動方針そのものも見直さなければならないかも(汗
新型コロナウイルスは本当に迷惑な存在ですが、現実にここにあるわけで、それに対応したやり方を個々人もみつけて対応していかなくてはならないのでしょう。
いろいろと考えさせられますね。
10月5日(土)に富士市の富士川にある雁堤で第32回かりがね祭りが開催されます
※2019年情報
メインは投げ松明
第32回かりがね祭り
第32回かりがね祭り
雁堤を築堤した古郡氏三代の偉業を後世に残すため、古郡文右衛門重年没後300年の記念事業として、昭和62(1987)年10月の第1土曜日に旧建設省の後援により「かりがね祭り」が始まりました。かりがね祭りのメインとなる投げ松明は見ごたえ十分です。
開催日時令和元年10月5日(土曜日)正午から20時30分
雨天の場合は、10月6日(日曜日)
当日の開催状況はおしえてコールふじ0545-53-1111へお問い合わせください。
主催 かりがね祭り実行委員会
後援富士市
国土交通省甲府河川国道事務所
プログラム10時30分 瑞林寺にて古郡氏供養墓参(かりがね祭り実行委員会代表者)
12時 チャレンジゲーム 8の字とび(生涯学習推進会)
13時 オープニングセレモニー(鼓笛隊演奏)
13時30分 開会宣言・投げ餅
昼の部14時~14時30分 かりがね護所太鼓保存会
14時30分~18時 民謡・よさこい・フラダンス・小学生ステージ・一般踊り大会など
夜の部18時~18時30分 あいさつ・来賓祝辞・ちびっこ宣言・鏡開き
19時~20時 投げ松明・太鼓共演
20時~20時30分 花火
20時30分 終了
※時間は目安であり、進行状況により前後することがあります。
交通規制について12時~21時まで行われます。ご協力をお願いします。
20時20分以降は護所神社横階段は通行止めとなります。スロープをお使いください。
投げ松明へのご参加を希望される方へ投げ松明へのご参加を希望される未成年者の方につきましては、事前にお申込みいただく必要がございますので、あらかじめご了承ください。
一般成人の方お祭り当日の16時30分から投げ松明参加希望者の受付を開始します。
希望者は投げ松明受付までお越しください。
なお、怪我防止のため長袖・長ズボン・ヘルメット・軍手・ゴーグル・動きやすい靴(サンダル、ハイヒール不可)を着用していただいています。
着用していない場合、投げ松明への参加はできませんのであらかじめご了承ください。
また、受付の際に同意書を提出していただく必要がございます。下の同意書をダウンロードしていただき、署名・捺印のうえ受付までお持ちいただくか、受付にてご記入くださいますようお願いいたします。
なお、ヘルメット・ゴーグルは受付にて貸出しできますが、数に限りがあるため、なくなり次第受付を終了させていただきます。
富士川は日本三大急流にも数えられる流れの激しい河であり古くから氾濫を繰り返していました。
岩本山の付け根、実相寺のある場所から下流では氾濫ばかりで流路を変えることを繰り返しています。
現在の富士市の市街地一体は富士川の流域だった場所ばかりです。
そのため、何とか島という地名が今でも多く残っています。
駿河国富士川で源頼朝、武田信義と平維盛が戦った富士川の戦いは有名ですが、その戦いの行われた富士川も現在の場所ではありません。
遙か東、吉原商店街のさらに東の田子浦港の近くに、富士川の合戦で平家が陣を張ったとされる平家越えと呼ばれる場所に碑が建っています。つまりその付近に当時は富士川が流れていたということです。
実相寺までは流路は変わりませんから、それより下流で川は東に向かっていたのですね。
江戸時代になり世が静かになってくると富士川でもこの氾濫を押さえようということになったようで、延宝2年(1674)にはこちらの雁堤が作られました。
雁堤は屈曲していてその姿が群れをなして飛ぶ雁の姿に似ている事からそう名付けられたようです。
こちらのお祭りでは夏に紹介した富士川流域で昔から伝わる投げ松明が行われます。
本来は虫送り的な意味も込められたお盆の行事なのですが、こちらではこの時期に行われるようですね。
一般の人でも投げ松明に参加できるのは面白いです。
このお祭りも地元の小さなものだったのが、富士市が管理するようになり年々知名度が増して賑やかになっています。
しかしもとは雁堤を築いた古郡親子三代の業績を讃え、人柱となった者、建設時に亡くなった人、氾濫の犠牲者などへの弔いの気持ちを込めたお祭りです。
現在の富士市の在り方を形成するとても大切なものでもあり、その気持ちは忘れないようにしたいですね。
かりがね祭りの駐車場などの基本情報
地図
近隣からのアクセス
369号(旧国1)の富士川橋の東側、一つ目の手押し式信号機の所を北に入ります。
ちょっと進みますと右側に下の地図の下側の駐車場の入り口があります。まっすぐ進めば上の方の駐車場です。
北からですと岩松中学校の堤防沿いの道を南向きに来て東名を潜ってすぐの交差点をそのまま堤防の上に出ますと上の駐車場のすぐ近くです。
現地に行きましたら誘導員の指示に従ってください。
詳しい場所は下の図で確認してください。
かりがね祭り駐車場
公式情報
問合せ
岩松まちづくりセンター
0545-63-5210
当日の開催状況の問い合わせ先
おしえてコールふじ 0545-53-1111