2021年更新
富士市のふじさんめっせで10月下旬に開催予定の第7回富士山紙フェアは中止
昨年に引き続き、こちらのイベントは随分と早い段階で中止になってしまいました。
会場のふじさんめっせも大規模接種開場になっていますし、とってもイベントを開催出来る雰囲気ではないでしょう。
まぁ、それなりにイベントで稼働してはいるようですが。
また現在は感染拡大は随分と落ち着いていますが、つい最近まで緊急事態宣言も出されてさすがに人の集まるイベント開催を計画できる状況ではなかったので致し方ないかと思います。
こちらのイベントは地元の紙もさることながら、漫画などの変わった企画も盛り込んでのちょっと変わったイベント興味を惹かれます。
再び開催される日が来ると良いですね。
10月26日(土)27日(日)に富士市のふじさんめっせで第6回富士山紙フェアが行われます
※2019年情報
日本一の紙の街
キキ&ララがやってきます!!
富士山紙フェアについてここ静岡県富士市は、富士山の豊富な流水の下、製紙業を中心に発展を遂げて参りました。
富士山紙フェアでは、この地の地場産業である「紙」の魅力をより多くの方々に知って楽しんでもらいたい、そんな想いから始まりました。
多くの方に紙の魅力を感じていただけるよう、ステキな催しをご用意しております。
ご家族・ご友人とお誘いあわせの上、ぜひともご来場くださいませ。
静岡県における製紙の歩み静岡県は良質な水と和紙作りの原料(楮、三椏)に恵まれ、駿河半紙と呼ばれる和紙製造が盛んでありました。
19世紀末には、産業革命のもとで世界各国で木材原料(パルプ)を用いた機械式洋紙製造が盛んになりました。
日本国内においてもこの影響を受け、潤井川の豊富な流水のもと、明治22年に入山瀬に日本初の機械式洋紙製造工場として「富士製紙株式会社」(現在の王子エフテックス㈱第一製造所)が設立しました。以降、富士製紙株式会社では多くの製紙技術者を輩出し、また同時期に東海道鉄道も開通したことで、紙の生産量は一気に高まり、日本の近代化の一翼を担いました。
現在では再生紙技術が高く評価されており、また家庭紙、板紙、特殊紙などで、国内トップクラスの品質とシェアを誇ります。
イベント内容
紙製品の展示即売
製紙会社による自社製品の展示と販売を行います。
地元の製紙会社の製品を知るチャンスです。
当日限りの特別価格での販売もあります。
紙の芸術作品展示
紙を用いた芸術作品の展示を行います。
紙とは思えない精巧な造りや、紙のもつやわらかい世界観など
作家独自の世界観をお楽しみください。
一ツ山チエ作品展
富士山紙フェアではお馴染みとなりました一ツ山チエさん。来場者の方も、一ツ山さんの作品がお目当てでご来場される方も多いと思われます。
富士市出身のアーチスト。
大野萌菜美作品展
ダンボールであらゆる作品を作り出すクリエーター。
その繊細で精巧な作品が富士市に初上陸!!
このチャンスを見逃すな!!
特種東海製紙「紙わざ大賞」作品展紙という素材を追求し、それぞれの発送で生み出す“紙わざ”作品。
創る喜びや感性を追求した優秀作品の展示を行います。
紙わざ大賞WEBサイト
総“紙”民で創り上げる巨大モザイクアート
総“紙”民の想いが込った折り紙が巨大アートに大変身!
参加者一人一人が主人公!
みんなの手で作品を創り上げよう!
参加費無料、どなたでも参加できます。当日は係員の指示に従い簡単な折り紙を作っていただきます。
マンガ小説教室【事前申込】~キミも将来の漫画家・小説家に!!~
漫画と小説に挑戦しよう!!
漫画と小説をプロから学べる大チャンスです!!
君も今日からはじめてみよう!!
〇10月26日(土)小説編 講師:初野晴 先生
〇10月27日(日)漫画編 講師:若林稔弥 先生
※チラシの記載内容(開催日)を変更しましたのでご了承ください。
紙の魅力を知ろう!!
〇紙のチャレンジ工房
ダンボール工作・紙を使って遊ぼう!!
〇だるまの色付け体験&はがきコラージュ君だけのオリジナルだるまを描こう!
〇ダンボール巨大迷路
〇富士市で作られた本や商品の展示
〇写真で学ぼう!富士市の紙の歴史
※チラシ・ポスターに掲載されている「ペーパープール」は中止となりました。誠に申し訳ございません。
トイレットペーパー積み上げコンテスト
紙のリサイクルコーナー
〇牛乳パック20枚でトイレットペーパーと交換します!!〇古紙約1~1.5kgとトイレットペーパーを交換します。
(古紙約1~1.5kgの目安は新聞紙朝夕1週間から10日分程度です)
飲食コーナー
日本一の富士山のもと日本一のパフォーマンス富士高校書道部・美術部と第六天太鼓演奏によるオープニングパフォーマンスを行います!!
※10月26日のみ実施
インスタスポット設置
「#富士山紙フェア2019」を付けてインスタグラムに投稿しよう!!場内クイズラリー!!
会場内のクイズに答えて、景品をゲットしよう!!来場者特典!!
両日ともに先着150名様にもらって嬉しい紙製品をプレゼント!!また、当日会場にてアンケートにご協力いただいた方にはプレゼントをご用意いたします。
富士市を代表するものといえばヘドラ!
て、違う違うw
製紙でしょう、紙屋さんです。
まぁ、そのせいで田子の浦港にヘドロが溜まって問題となり、ヘドラという怪獣が誕生したことは間違いなく、製紙こそがヘドラの母だとも言えないわけではないのですが。
でも怪獣のお話は熱海に譲っておきましょうw
それよりも製紙です。
富士市といえば今ではずいぶんと少なくなりましたが、それでも富士山をバックに聳える煙突のイメージが強いです。
梨や苺も美味しいんですけどね。
富士市の製紙産業は明治時代まで遡ります。
明治に入ると西洋からこれまでの和紙とは異なる製紙技術が入ってきました。
そんな洋紙の製造技術を導入した富士製紙が近代的な製紙工場を富士市に建てたのが始まりです。
なぜこの地かといえば、富士もまた水の豊かな地域であったからです。
富士製紙の工場は富士山を源流とする潤井川の水を利用するために、そのそばに造られました。
桜の名所として最近は名を上げている龍岩淵のすぐ上です。あの富士山にかぶる邪魔な鉄塔(煙突?)ももしかして現在は同じ所有者?
それをきっかけにしてこの地域には中小含め多くの製紙工場が乱立することになりました。
バブル後、景気の悪化に伴い、多くの工場が閉鎖される事態となりましたが、現在でも70くらいの工場が残っており、日本一製紙工場の多い地域であり続けています。
それはトイレットペーパーの国内生産量の3割を今でも富士市が占めているほどの規模です。
ちなみに知床の宿のトイレットペーパーが富士の知っている工場のものだったのを見たときには何ともいえず、感慨深い気持ちになりましたよw
また富士市のイデシギョウで開発した紙おしぼりは何処に行っても見かけますね。
この街の工場近くでは切断前の巨大なロールを積んだ大型車両が荷崩れを恐れてゆるゆると走る姿に日常的に遭遇します。
そんな時も煽るような輩はいません。だってもう、みんな諦めていますからw
それだけこの街では製紙業が日常の中に溶け込んでいるといえます。
そんな製紙の街である富士市では紙をメインにしたイベントを行っているのです。
でも漫画や小説の講座はさすがに少し違う気も……
富士市産業交流展示場 ふじさんめっせの駐車場などの基本情報
地図
近隣からのアクセスと駐車場
国1、富士市の南イオンタウン近くの江川交差点より北方向へ。突き当たりの丁字路交差点を左折。しばらく進むと右手にふじさんめっせがあります。
駐車場は現地の係員の指示に従ってください。
駐車場 普通車404台 30分100円。1日1,000円上限
開催期間中は、富士市役所駐車場より紙フェア専用シャトルバスが運行されるようです。
運行時間は両日とも9:30より運行予定とのこと。
公式情報
問合せ先
富士市産業政策課(TEL 0545-55-2779)
富士商工会議所 振興課 (TEL 0545-52-0995)
外部リンク 富士山紙フェア - 第6回富士山紙フェア
外部リンク 一般社団法人 富士山観光交流ビューロー